ペッサリーによる毒素性ショック症候群と避妊薬

避妊の方法としてはさまざまなものが開発されていますが、女性がみずから選択できるような方法としては、たとえばペッサリーを用いる方法があります。このペッサリーというのは、子宮の入り口をふさぐようにして挿入する避妊器具のことで、現在ではあまり見かけなくなったものです。
ペッサリーは、サイズが一定したものではなく、完全に女性の身体にあわせたオーダーメイドのようなものとなりますので、産婦人科を経由しなければ気軽に入手することができないのと、着脱にあたって少しコツがいるといったデメリットがあります。
また、ペッサリーを使用した場合に、毒素性ショック症候群とよばれる病気にかかる確率が若干高まるともいわれています。毒素性ショック症候群とは、ブドウ球菌や連鎖球菌などが発する毒素によって、発熱、発疹、低血圧、臓器不全などをともなう複合的な症状があらわれるもので、場合によっては生命の危険さえあります。
毒素性ショック症候群は、一般には水分を吸いやすいタンポンを常用している場合に、こうした雑菌が繁殖することによって起こることが多いといわれていますが、ペッサリーについても体内に入れたままの状態にしておくことがリスクを高めてしまいますので、注意が必要であるといえます。
また、女性が主体的にできる避妊方法としては、経口避妊薬を用いるという方法もあります。経口避妊薬は、一般にピルとよばれているもので、これを毎日のみ続けることによって、錠剤に含まれる女性ホルモンのはたらきにより、妊娠をしないようなからだになるのです。ただし、ふたたび妊娠をしようと思えばね避妊薬の使用を中止することで、もとのように妊娠できるようにもなります。